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ニュースリリース

2021年11月10日

海事産業におけるVOC削減の当社の取組み

低VOC塗料とは

揮発性有機化合物(VOC)は、PM2.5(直径2.5ミクロン未満の粒子状物質)による大気汚染の原因の1つとして挙げられています。 PM 2.5は、大気中のVOCが太陽光の元で化学反応して発生すると言われています。 塗料もVOC発生源のひとつとして数えられ、製造プロセスおよび塗装プロセスにおいてVOCが大気中に放出されます。自動車、建築、コンテナ、造船など、金属や木材の保護を目的として多くの分野で塗料が使用されており、低VOC製品またはVOCを含まない製品を選択することにより、塗料のライフサイクル全体にわたって、環境への影響をさらに減らすことができると考えられます。 当社は自然環境と人体への影響が極力少ない、高品質な製品の開発に取り組んでいます。

VOC排出に関する法令

当社は創立以来、多くの革新的な塗料製品を開発、販売してきました。これまでは品質の向上、お客様の作業負荷とコストの削減を主要な開発テーマとしてきましたが、近年では健康と安全への配慮、および環境負荷低減が、新規開発において最も重要なファクターとなっています。 IMO(国際海事機関)、また欧州での規制をはじめとして、各国政府において、環境および安全規則が多数規定されています。 VOC排出に関する法令は、米国と欧州で発効されており、最近、中国と韓国においても、新たにVOC規制が追加されました。これらの規制では、 VOCの排出量が制限されているだけでなく、六価クロムや鉛などの環境負荷関連物質や特定の有害成分も規制されています。 2020年4月、韓国の環境省(MoE)は、クリーンエア保全法に基づくVOC規則を改訂しました。韓国造船所での無溶剤型および水系製品の使用量は、溶剤型塗料と比較して2021年現在で約10%程度ですが、2024年には60%まで増やすことを強制しています。

当社の海事産業におけるVOC低減の取組み

外航船は全長80mから400mの非常に大きな構造物ですが、これらに塗装されたVOCはほとんど大気中に排出されています。中国北部、北ヨーロッパ、極東の主要な造船所や修繕ヤードが多い地域の気温は、冬には10°C以下、時には0℃以下になることがあります。このため、造船所は塗り重ねの際のインターバル期間が長く取れ、経済的な、溶剤型塗料を選択します。

当社は舶用塗料のリーディングメーカーとして、溶剤型塗料の施工上の利点を有する、革新的な無溶剤塗料BANNOH 5000を開発し、2020年3月に発売しました。この製品は、PSPC(IMO塗装性能基準)に準拠した無溶剤エポキシ樹脂系ユニバーサルプライマーです。 2021年9月までに32隻の外航船に120万リットル以上を供給しました。これは従来使用の溶剤型塗料と比較すると、1年半で4,258トンのVOCが低減できたことになります。

また、居住区やエンジンルームなどの内部用塗料としてECO SWAN IIを販売しています。2液型の水系塗料で、硬化時間が短く工期短縮にも貢献でき、これまでに100万リットル以上を供給しています。2021年度のこれら無溶剤型塗料や水系塗料の総出荷量は、2020年度の7倍以上になると見込んでいます。

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韓国で開催されたKORMARINE 2021展示会期間中、当社は無溶剤塗料および水系塗料を紹介する技術セミナーを開催し、多くの造船関係者にご参加頂きました。当社は韓国造船所において無溶剤塗料、水系塗料の技術を牽引する企業のひとつであると確信しています。

この実績を元に、当社は世界中の海事産業で「低VOC」塗料の拡販を推進し、地球環境保全に貢献していく所存です。

お問い合わせ先

中国塗料株式会社

営業本部  戦略企画部

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© Copyright 2021 Chugoku Marine Paints, Ltd. All Rights Reserved.

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