製品情報

高温暴露環境向けエポキシ樹脂塗料

エピコン HR

エポキシ樹脂塗料の防食性と作業性を保ったまま、耐熱性をアップ!

製品概要

エピコンHRは蒸気パイプ外面などの高温暴露環境向けに常時200℃までの耐熱性を付与したエポキシ樹脂塗料です。

エポキシ樹脂塗料の強みである高い防食性に耐熱性をプラスすることで、従来仕様では発錆することが多い高温暴露部を腐食から守り、メンテナンス軽減に貢献します。

また、従来の無機ジンクや耐熱シリコンの仕様と比べて、下地処理が軽減でき、更に耐熱シリコンで必要な焼き付け工程も不要で省工程化にも貢献します。

エピコンHRの性能位置付け

エピコンHRは、船舶用途だけでなく電力施設やプラント施設など様々な分野において、高温環境となる部位への適用が可能となっており、本来は高価な非鉄金属素材を使用しているような部位に対して"鉄 + 塗装"への仕様変更が期待できる画期的な製品となっております。

特長

常時200℃までの優れた耐熱性、防食性

鉄および各種非鉄金属に対する優れた付着性

パワーツール処理対応の優れた作業性

焼き付け工程不要

エピコンHRと従来仕様の比較

耐熱性のひみつ

一般に防食塗料用途で使用されるエポキシ樹脂は加熱されて150℃以上になると炭化が始まります。

ピュアエポキシ塗料の高温暴露部への適用事例

塗装後、1年5か月経過

ピュアエポキシ塗膜の耐熱温度

150℃

エピコンHRは当社独自のポリマー技術により200℃まで加熱しても炭化しにくい塗膜構造を実現しました。

エピコンHRの耐熱性発現イメージ図

適用事例(船舶カーゴタンク上の熱媒ライン, 運転時温度170℃, 1年経過後)

通常は無塗装で断熱材が巻かれる部位ですが、内部の発錆を解決したいとのご要望があり、ピュアエポキシ塗料とエピコンHRの比較塗装を行いました。写真は1年経過後の状態です。ピュアエポキシ塗装部は塗膜の炭化による変色が見られますが、エピコンHR塗装箇所は良好な状態を保っています。

エピコンHRの適用例

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