SUSTAINABILITY
保安防災
基本的な考え方
近年、自然災害の激甚化・多発化が進む中、化学工場を有する企業には、より一層の安全操業が求められています。火災や生産設備に起因する事故は、従業員のみならず周辺住民の健康や安全に影響を及ぼす可能性があります。中国塗料グループは、こうしたリスクを未然に防止するため、安全を確保し、防災対策を強化しています。
マネジメント体制
日常の保安防災活動は、各事業所の安全衛生委員会を中心に、その上部組織として設置した中央安全衛生本部(各事業所の責任者、工場を有する子会社、労働組合役員等で構成)が統括しています。
中央安全衛生本部は2か月に1回の定例会議を開催し、各事業所で発生した課題や対策の進捗状況について報告を受けています。事例や対応策はグループ内で共有し、再発防止に向けた水平展開を図っています。また、緊急時には緊急連絡網を通じて状況を把握できる体制を整備しています。
取組・実績
■事故
2024年度において、環境や近隣に影響を及ぼす事故は発生しませんでした。一方、重大事故には至らない軽微な事故は23件発生しました。これらの事例については原因を分析し、再発防止に向けた適切な対策を講じています。
事故件数
| 年度 | 2022 | 2023 | 2024 |
|---|---|---|---|
| 中国塗料グループ | 15 | 16 | 23 |
| 中国塗料 | 6 | 9 | 11 |
■保安防災の強化
設備の点検
高圧ガス施設、電気設備、危険物施設などについて、定期点検を実施し、保安上の問題がないことを確認しています。
安全教育
火災予防教育、フォークリフトの安全教育、警備員向けの危機管理教育を実施し、保安・防災意識の向上を図っています。
また、過去の事故事例や発生要因の傾向、作業形態別の対策や留意点をまとめたデータベースをイントラネットで共有し、類似事故の再発防止に努めています。
安全巡視
重大事故ゼロ、場内火災、爆発事故、漏えい事故ゼロを目標に、中央安全衛生本部による国内グループの工場・技術拠点への巡回視察を実施し、保安防災の強化を図っています。2024年度は九州工場および滋賀工場を対象に視察を行い、安全対策の強化や作業環境の整備、安全行動の徹底を進めました。
■ 製品輸送時の事故防止
製品輸送を委託している運送業者を通じて、緊急時の対応方法や連絡先を記載した「イエローカード」を運転手に常時携帯いただき、輸送時の環境安全確保に努めています。
■緊急事態対応
緊急事態への対応訓練
工場および技術拠点では、火災や危険物漏えい等を想定し、定期的に訓練を実施しています。訓練後には対応内容を検証し、改善を重ねることで防災力の向上を図っています。近年は、大規模地震や津波への備えが重要であることから、広島本社では南海トラフ地震の発生を想定した広島県主催の「みんなで減災」一斉地震防災訓練に参加しました。滋賀工場や神戸ペイントにおいても緊急地震速報を想定した訓練を実施しました。
避難ルートの確認
瀬戸内海に面する広島本社では、南海トラフ地震に伴う津波への備えとして、大竹市が指定する緊急避難場所への避難ルートを用いた避難訓練を実施しました。